「夜になると動画が止まる」「テレワークの会議がカクつく」……その原因、マンションの「VDSL方式」かもしれません。管理会社に連絡したり、壁に穴を開ける工事をしたりしなくても、自分の部屋の中で改善できることはたくさんあります。
ネットが重くて…VDSLなんですが、今できる改善方法ってありますか?
ネットが重いのは大切ですね!改善方法見ていきましょう!
まずは現状を把握して、最速の設定を手に入れましょう!

まず確認:自分のマンションはVDSL?確認方法と方式解説
そもそも、なぜマンションのネットは遅くなりやすいのでしょうか。それは「建物の配線方式」に秘密があります。
VDSL・光配線・光回線の違いを簡単解説
マンションのネット接続には主に3つの方式があります。
- 光配線方式: 部屋まで光ファイバーが来ている(最速:1Gbps〜)
- LAN配線方式: 部屋までLANケーブルが来ている(安定:100Mbps〜1Gbps)
- VDSL方式: 共用部までは光だが、各部屋へは「電話線」でつなぐ(最大:100Mbps)
VDSLの見分け方
壁にあるコンセントを見てください。電話線(モジュラージャック)をVDSLモデムに繋いでいるなら、それはVDSL方式です。電話線を使うという構造上、どうしても速度に限界が出やすいのが特徴です。
VDSLしかないマンションで起きる問題
VDSLの最大速度は、理論上100Mbpsまで。光配線(1000Mbps)の10分の1です。さらに、1本の回線を住人全員でシェアするため、利用者が増える夜間はさらに速度が落ち込みます。
色々な形式があることはわかっていたのですが、見分け方は初めて知りました!

遅い原因を特定:なぜあなたのネットは失速するのか?
原因を知れば、対策が見えてきます。
- 利用者の集中(混雑): 20時〜24時など、みんなが動画を見る時間帯は「道路が渋滞している」状態です。
- ノイズの影響: 電話線は家電の電磁波やノイズに弱く、配線が劣化していると速度がガクンと落ちます。
- 古いルーター: 5年以上前のルーターを使っている場合、通信規格そのものが古い可能性があります。
- 接続方式(IPv4): 従来の接続方式だと、プロバイダの混雑地点で詰まってしまいます。
原因を知ることが第一歩です!

管理会社・工事なしで即効できる速度改善テクニック
「工事ができないから諦める」のはまだ早いです。室内でできることはこれだけあります!
1. IPv6(v6プラス等)を導入する【最重要】
これが最も効果が高い方法です。従来の「IPv4 PPPoE」という接続方式は、混雑する地点を通るため夜間に遅くなります。これを「IPv6 IPoE(v6プラスなど)」に変えるだけで、渋滞を回避してスイスイ進めるようになります。
- 手順: プロバイダのマイページから申し込む(無料の場合が多い)+ IPv6対応ルーターを用意する。
2. Wi-Fiルーターを最適化・新調する
- 周波数帯の使い分け: 壁を隔てるなら「2.4GHz」、同じ部屋なら高速な「5GHz」に接続。
- 設置場所: 床置きはNG。家の中心で、高さ1m以上の場所に置くと電波が飛びやすくなります。
3. LANケーブルを「カテゴリ6A」に交換
古いLANケーブル(カテゴリ5など)を使っていませんか?VDSLでも、ルーターとPCを繋ぐケーブルを「CAT6」または「CAT6A」に変えるだけで安定感が増します。
IPv6にできるか確認してみます!

VDSLの現実解:100Mbps以上は可能?限界と実測例
正直に申し上げます。VDSL方式で実測100Mbpsを超えることはほぼありません。
- 理論上の上限: 100Mbps
- 実測の目安: 30〜70Mbps(優秀)、10Mbps以下(かなり遅い)
ただし、オンラインゲームや高画質動画(4K以外)なら、安定して30Mbps以上、Ping値(応答速度)が20ms以下であれば快適に動作します。数字の大きさよりも「安定感」を目指しましょう。
どうしても速くしたい時の代替案
「VDSLの限界を超えたい」なら、以下の検討が必要です。
- ホームルーター(置くだけWi-Fi): 5Gエリア内ならVDSLより速くなる可能性が高い(ドコモ home 5Gなど)。
- 楽天モバイル等のテザリング: 意外と高速な場合も。
追加で料金がかかる可能性もあるので代替え案は要検討ですね

速度改善の効果検証:チェックシート
改善を行ったら、Googleのインターネット速度テストで計測してみましょう。
| 快適な目安 | 確認ポイント | |
|---|---|---|
| 下り(ダウンロード) | 30Mbps以上 | 動画視聴・SNSの快適さ |
| 上り(アップロード) | 10Mbps以上 | Web会議・動画投稿の快適さ |
| Ping値(応答速度) | 20ms以下 | ゲームのラグに直結(低いほど良い) |
まとめ:即効でやるべき3ステップ
管理会社に相談する前に、まずは自力で次のステップを試してください。
- 速度測定: 現状を知る。
- IPv6化: プロバイダの設定変更(これが劇薬です!)。
- ルーター更新: 最新のWi-Fi 6対応機へ。
これらを行っても改善しない場合は、VDSL設備自体の老朽化が考えられます。その時は、ホームルーターへの乗り換えや、管理組合への「光配線化」の要望を検討しましょう。
まずはできることから改善してみて下さいね



